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2007年7月20日 (金)

オルフェウスの窓 口が悪い人物は?

今回は読みながらふと感じた登場人物の語り口調?について綴ってみました。

登場人物に貴族や優等生が多いので、皆さん、言葉使いもとてもきれいです。

そんな中、クラウス(アレクセイ)は。。。
 幼少の頃は、おばあ様に対して「クソババア!」「うるせーババー」と貴族のおばっちゃまとは思えない発言をしたり(兄ドミートリィは口が裂けても言いそうにない)。。
 聖ゼバスチャン時代は「てめー、こんにゃろー、このチビ(ユリウスに対して)」と口の悪さは絶好調(*^^)v。。※愛情たっぷりの「バカタレ」はまた別。
 第三部ロシアでは、大人になってさすがに落ち着いたのか?と思わせといて、自分の娘シューラとの結婚話を持ち出す資本家のウチスノフに「おっさん!」と反撃したり、リュドミールのことを「えらく軽いガキ」、「あの時のぼうずか?」と期待を裏切りません。。

 兄ドミートリィならシューラとの結婚話も上手に断りそう。アレクセイは革命の為とは言え、社交界で立ち回ったりはとても無理そうです。。幼少の頃から上流階級に慣れ親しんでいたか否かと言うより、2人の性格の差ですかね?。ドミートリィは天才肌で典型的な長男タイプ、アレクセイはちょっぴり風来坊な次男タイプです。

 下町育ちでもイザークは「てめー」「このガキ」とは言いそうにない。文庫版5巻で、アマーリエに会いに行く汽車の中、イザークファンの男の子にサインを求められ、ザルツブルクのウィルヘルム・バックハウスに会いに行こうと決断する際も、「ありがとう、ぼうや!」と声をかけます。この「ぼうや」という言い回しに、「とってもイザーク」と思いました。
  ロべルタも口が悪い。彼女の場合は育った環境上仕方がないのかな。イザークのご両親は教養のある方だったのでしょう(この教養の差が、イザーク夫婦の決定的な亀裂に)。。。娼婦まで身を落とした過去があってもガリーナのような女性ならイザークも幸せになれたかもしれませんね(決して出会えない2人)。。

 ユリウスも聖ゼバスチャン時代は「このヤロー!」がお似合いです。。ユリウスの場合は口が悪いと言うより、毒舌なのかな?。特に1巻では「おお!」と思わせるシーンが。。
・モーリッツに対して
「このうらなり!」(初対面でそんなこと言うか?)
「キッペンベルク商会のできそこない息子!」。(当時のモーリッツの情けなさっぷりを見事言い当ててナイス!(^^)!)
・2人のお姉様に対して
(お嫁にいってくれたら、大理石の胸像を作ってもいいと前置きして)
「そっちこそ、胸像を墓石にされないように気をつけろよ!」(吹き出しました)

この切り返し、ユリウスは頭良いですよね。男の子として生きねばならない故に余計に攻撃的になってるのでしょうけど。。。

ユリウスとクラウスのような激情型タイプは反発しながら惹かれ合うのがお決まりで、素直になれず余計に反発しそうなのですけど、ユリウスはクラウス好き好きオーラが出まくりでした。。口が悪くケンカっ早い2人の夫婦喧嘩ってどんなんだったんでしょ?。。クラウス(アレクセイ)がユリウスに怒鳴るシーンって、原作では結婚する前の第8巻、「レオニード!レオニード!レオニード!そんなにあいつのことが心配か!・・・」くらいです。。。ケンカしてもアレクセイが折れちゃうんでしょうね。

 レオニードも何気にお口が悪い。ラスプーチンにロマノフ王朝と自分に災いをもたらすと指摘され、心の中で呟く「クソ坊主が戯言をほざけ!」はどこか威厳と気品に溢れてて彼らしくて素敵です。

結局、誰が一番口が悪いのかはよくわかりませんね。ミハイルもけっこう荒々しいキャラだし。口汚いのと毒舌はまた違うし。。口が悪そうな激情型タイプは長生きしないのかなあ。。

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